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フローマインド1    禅脳思考から学ぶ

2021.04.27

フローマインド 禅脳思考 (辻秀一メソッドの紹介)


「ご機嫌に生きる」をテーマにした禅脳思考、フローマインドを提唱しているスポーツドクター辻秀一氏の『ライフスキルメソッド』をご紹介する。

医師という立場で応用スポーツ心理学から独自のメソッドを考案され、スポーツ選手、企業、ビジネスマンなど幅広いジャンルの方々が実践し成果をつくっている。

ストレスマネジメント、パフォーマンス向上、リーダーシップ、人間関係構築、セルフプロデュース、ダイエット、健康習慣、人生を豊かにするなど応用は多様的。

医学的、専門性、実践的観点から体系化された効果的なメソッドだと考え、私が学んだことをそのままお伝えすることとした。

毎日の生活に活用していただきスキル化することで「素敵な自分づくり、生き方づくり」にかなり効果的だと考える。

ただ、辻氏も話しているが、我々の従来の考え方や習慣が、ときおり邪魔することがある。

従来の考え方、習慣が悪いというわけではないが、辻氏が目標としている「フローマインド」「ご機嫌に生きる」という観点から考えると、人間である最大の武器「認知的能力」が「ノンフローマインド」「不機嫌」を作り出してしまう。

また、メソッドトレーニングを難しくしてしまう可能性がある。

私が思う「ご機嫌に生きる」スキル化の大切なポイントは

 

  • 思考によって、いかに自分を気分良くするか。どことなく機嫌の良い状態にするかを目標にすること。

  • 自分の外側(環境・経験・他人)にとらわれる心、揺らぐ心を、自分の中心軸に戻すこと。

  • 物事の結果は大切だが、プロセスや「いま、ここ」を大切にして、人生の質感を味わう生き方を実践すること。


それでは、辻メソッドをご紹介していこう。

 

まずは「辻メソッドの法則」というものがあるので、それをおさえておくこと。

(辻メソッドの法則)

  • 心には状態がある             (心の存在は状態として存在している)

  • 心の状態にはフローかノンフローしかない  (フローっぽいか、ノンフローっぽいか)

  • ノンフローに傾けば人間のすべてのパフォーマスはノンエクセレンスになる                             (つまり心が機嫌良い状態であれば、人間能力のすべてが卓越する。優れた状態になる。                           それとは逆に不機嫌な状態に傾けば、人間能力のすべてが劣るようになる)


 

辻メソッドのキモの一つは、

『やるべきことを(何を)、どんな心の状態で(フロー、ノンフロー)やるか』ということである。

「一生懸命頑張っているのに、なかなか結果が出せない…」

「本番に実力を発揮できない」

「どうすれば最高のパフォーマンスが発揮できるのか」

このような悩みを抱えている人は多い。

人間は結果にこだわるような脳の仕組みが育まれてる。これは人間だけが持っている。

しかし、結果は人間だけの能力だけでコントロールできるものではない。それは、結果をつくるまでに様々な要素が絡み合ってくるからである。

結果を得るために意識するべきことは、

「結果を得よう」とすることではなく、

「自分の能力を常に最高に引き出す」ことなのだ。

パフォーマンスには2つの要素がある。

  • 結果を得るために何をすべきか

  • それをどんな心の状態で行うのか。


つまり、「やるべきことをどのような気分でするのか」という心の状態はパフォーマンスの質に強く影響を与えるのだ。

 

【ポジティブ思考の限界】

ポジティブ思考をすることで、心の状態をいい方向に持っていこうというのがある。

しかし、実際にはポジティブ思考はどこか限界があり、結果を出そうとすることには無理がある。

そこには、自分の心にウソをついているという苦しさが横たわっているからだ。

つまり、ポジティブ思考は、ウソで現実を書き換えようとすることでもあるので、実は心が乱れ、パフォーマンスは上がらないのが事実である。

 

【結果を出す人がやっている思考法】

心の状態を整えるための思考法が「禅脳思考」

禅脳思考をすれば、常に心に“揺らがず”“とらわれず”の状態を自分自身でつくりだすことができる。

禅的な脳の使い方をすると、最高のパフォーマンスを発揮することができる。しかも、日本人の私たちは、この禅的な思考を遺伝子の中にみな持っているので、意識さえすれば、簡単に使いこなせるようになる。

目の前で起きたことに対して、ウソで無理に意味を書き換えることなく、あるがままに心を整えるメソッド、これが禅的な脳の使い方、禅脳思考、フローマインド。

 

【なぜ「ポジティブ思考」の人は、伸び悩むのか?】

人間は脳で動かされている生き物。

人間の脳は、機能的観点からみると「認知」という機能が主役となっています。

 

この認知は3つの機能を司っています。

  • 外界とつながる機能

  • 行動の内容を決定していく機能

  • 外界の出来事に対して行動を促すためと、そこで感情を生み出すために意味付けをするという機能。


 

そのことにより、感情が生み出されるのだ。人間だけが能の認知機能により、事実に意味付けをする。人間は意味付けの生き物。それは脳の認知機能のなせる業なのである。

人間は他の動物よりもこの3つの機能が優れている。人間らしさを司っている機能ということ。

人間は脳の認知の機能を育み、進化してきたといっても過言ではない。

ほとんどの動物は生命維持のためにしか行動しないので、基本的に意味付けはしない。

しかし、一方で、この認知による脳機能が人間の心の状態に影響を与えているのも事実である。

この意味付けがネガティブになりやすいという特徴があり、人間は物事をネガティブにとらえ意味付けをする修正がある。

人間のみがこの認知による脳機能の意味付けのもとに、ストレスを抱えていることになる。

そこで人間はこのストレスを「なんとかしよう」とする。

つまり対処法を考えるのである。外界を変えることで、自分のストレスを軽減しようとする。                   また、認知の脳機能は行動の内容を大事にするので、行動の内容を変えて気分を切り換えようとする。しかし、外界はなかなか思うように変えられない。自分の思い通りに自由な行動がとれないので、心のストレスはなかなか解消されないわけである。

そこで、なるべくプラスに意味付けすることで、なんとか自分の心の状態を良く保とうとするのである。

これが「ポジティブ思考」。

嫌なことでもプラスに考える。                                                  嫌な出来ことに対してもいい意味を見つけ出すように努力するのある。

認知的な脳の観点からは「ポジティブ思考」は、最高のストレスマネジメントだと考えられている。しかし、パフォーマンスの面から考えるとポジティブ思考は最高の方法だとは決して言えない。

 

「行動の内容に関係なくパフォーマンスが発揮されるときの心の状態は共通していて、それはフローという心の状態」

 

日本的な感性を交えると『揺らがず、とらわれず』の心の状態。

 

「何をするべきか」はわかっているのに、それを質高く遂行できないのは、心に焦りやあきらめなど“揺らぎ” 、“とらわれ”、つまりノンフロー状態が生じているからなのである。

 

【あるがままのナチュラルな心の状態】

日常の生活の中で、このフロー状態を「ご機嫌な状態」。

何かに揺らぎ、何かにとらわれている心の状態のとき、人は間違いなく機嫌が悪いはずである。

だからこそ、機嫌がいい「ご機嫌な状態」であるフロー状態を生み出していくことが大事。

最高のパフォーマンスを引き出すには、いかに心の状態を「ご機嫌な状態」にできるかが大事になってくる。

ポジティブ思考は外界の出来事に無理やりプラスの意味付けを起こしているので、意味にとらわれ、結局は外界に自分の心が影響を受けている。

そこには無理があるので、フローな心の状態が生じることはない。

安定して高いパフォーマンスを発揮する人の共通している点はプラス思考やポジティブ思考ではなく、心の状態を大事にして、心の状態を整えるための生き方をしていることだ。


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