j.b.t.l 虎の巻

TOP > j.b.t.l 虎の巻 > フローマインド3    No Excuseの生き方 

フローマインド3    No Excuseの生き方 

2021.04.27

No Excuseの生き方  =辻秀一メソッドより=


【私たちが言い訳をしてしまう3つの要因】

「No Excuse」という言葉、そしてそれをもとにした生き方ということについて

「No Excuse」…「No」がないと「Excuse(エクスキューズ)」ということですが、日本語で直訳すると「言い訳」になります。私たちは子どもの頃から大人、親、先生に「言い訳するな」と言われながら育ってきますが、どんな人でも言い訳してしまいます。

「No Excuse」とはExcuseしない、つまり「言い訳しない」ということではありません。私のかんがえでは「自分の心は自分で決める」というような考え方、生き方のことです。

このフロー理論には、このことがとても重要なのです。

 

まず、自分の心の状態に大きく影響する3つの因子があります。

①『環境』

②『経験』

③『他人』

この3つの外側に起こる出来事、事柄、外界の状況に対して自分の心の状態がかなり影響を受けているのが人間です。

①『環境』

環境は暑い、寒いとか、雨が降っているとかなどの天気、職場の環境、住んでいる場所などです。そういう外側に起こっている環境に、自分の心の状態が影響されています。天気や、職場環境の影響を受けながら、我々は自分の心の状態が決まってしまうのです。

例えば、スポーツ選手を広い体育館に連れて行って「今日はここで練習だぞ」と言うと、「えっ、こんな広い所? マジですか?広いとオレ、どうも集中しないですよね」と言う人がいます。でもそういう人って、狭い体育館に連れて行くと今度はどうなるかというと、「マジですか。今日は超狭いっスね。オレ、狭いとどうもやる気しないんですよ」と絶対言います。

この人はもう常に環境でしか、自分の心を決められていないということです。

暑いとか寒いとかも同じで、暑いほうが好きな人、寒いほうが好きな人もいますけれども、「蒸し暑いなあ」という所へ行ったら「どうもオレ、天気がよくないと仕事が、ちゃんとできないんです」という人は、寒い所へ行ってもまた同じようなことを言うという特性があります。常に環境の影響を受けて自分の心が決まっているということに、その人は気づいていないんです。

 

②『経験』

「朝からいいことないよなあ」とか言いながら、昼、機嫌の悪い人がいます。朝と昼は関係ないのに、「朝から今日は最悪なんだよ」と、機嫌の悪い人がいます。もっとひどいと「最近、最悪でさ」とか言って、今の機嫌の悪い人がいます。
今、人に挨拶しなきゃいけないのに、機嫌を悪くして挨拶の仕方が悪いという人もいます。

朝、渋滞に巻き込まれて、いつもだったらスイスイ来られる通勤がうまくいかなかったり、混んでいてすごく蒸し暑くて不快だったりすると、お昼ご飯を食べている時まで「今日は朝から人身事故で、マジ最悪」というふうになっていることがありませんか?

 

③『他人』

私たちは他人の影響を受けています。我々人間というのは、他人の影響を、ただ存在しているだけでも受けています。例えば、苦手な人や嫌いな人がそばにいるだけで、何か気分が悪かったり、気分が変わったりします。私たちは他人の影響を 存在だけでも受けているわけです。

存在しているだけでもものすごく影響を受けるのに、私たちは人が近づいてきたり、話しかけてきたり、触ってきたり、一緒に何か仕事をしなきゃいけなかったり、すごく関わりが強制的に起こってしまいます。密接な関わりがあるがために、他人の影響をかなり受けているということになります。

 

【フロー、ノンフローを決めるのは誰?】

誰でも『環境』、『経験』、『他人』の影響を受けながら生きています。その環境、経験、他人に対して脳が働いて、自分の心に大きく影響を与えるような仕組みになっています。

とにかく脳が反応して、心の状態がフローな方向に決まったり、ノンフローな方向へ決まったりしているのです。天気がよくて爽快な青空だったりすると「気分がいいよね」。

でも朝から雨降りだったり、超暑かったりしていると「朝から気分悪いよね」とノンフローな方向へいきます。

 

フローというのは、気分のいい感じ、機嫌のいい感じです。
ノンフローというのは気分の悪い、何か不機嫌な感じです。 フローというのは、「揺らがず・とらわれず」の状態。
ノンフローというのは、揺らいでとらわれている状態です。それがまさに『環境』次第で起こっているのです。

『経験』で言うと、嫌なことがあると何か不機嫌な状態になります。でも嬉しいこと、楽しい子ことが起こると、予期せぬ良い話を聞いただけでも、私たちはその経験によって気分がフローな方向へいきます。そして当然、悪い方向の事柄もたくさん起こって、私たちはそれらに大きく影響を受けているのです。

 

人もそうです。何か好きな人に会ったら気分がいいし、でも、苦手な人に会うと「マジかよ」みたいなふうになります。
心の状態はこの3つがものすごく大きく影響しているので、自分の心の状態がノンフロー、すなわち機嫌が悪く、揺らいだりとらわれたりした時に、この3つのせいにすることはないでしょうか。それが「Excuse」なのです。


自分の心の状態が、環境や経験や他人によって影響を受けているので、自分がノンフローになっている理由をその3つのせいにする。これを「Excuse」と言います。

 

嘘をつきたくないから言い訳してしまう?

私たちが小さい頃から「言い訳するな」と言われても言い訳してしまうのは、実はいくつか理由があります。実際に『環境』や『経験』や『他人』の影響を受けているのは事実で、それは嘘ではないからです。嘘をつくのは嫌なので、つい言い訳してしまうのです。

 

2つめは、

なぜExcuseしてしまうのかということを考えてみると、他のせいにしてしまったほうが楽なんです。人間は、楽をしたいという本能が脳の中に仕組まれているらしいです。
人間の脳は楽をしたい方向にいくというプログラムがされているので言い訳する、Excuseするのです。これは人間の本能に仕組まれたプログラムによって、楽をしたいからやってしまうのです。


 

3つめのExcuseする、言い訳してしまう大きな理由は、そのほうが自分を守れるからです。つまり、人間というのは自分がかわいい、自分を守りたいという本能があります。

実際には嘘はついていないし、楽をしたいという本能があるし、自分を守りたい、自己正当化していきたいという本能があるので人間はExcuseしてしまいます。

つまり、言い訳してしまうことを、まずよく知っていることが重要なんです。「言い訳しない」ではなく、我々は言い訳してしまう仕組みを持っているということを、まず認め、受け入れることです。

 

【あなたの脳は支配されている?】

私たちはこうやって言い訳しながら、外側の出来事にどんどん支配されていきます。

では、どうしたらいいのでしょうか?

たしかに私たちは言い訳をします。言い訳するということは、別の言葉で言い換えると、「自分の心の状態は自分で決めていない」と、自分の中に宣言していることになります。
確かに環境や経験や他人の影響を受けていることはあるでしょう。でも、それを言い訳し、Excuseしていると、一瞬楽なんですけれども、自分の心は自分で決めないんだということになっていくので、このような口癖が増えます。


「なんかいいことないかなあ」と言うようになるのです。

「何かいいことがあれば、私は機嫌がいいんだけど…」。そんな人に、いいことはないんです。結局、いつも機嫌悪くノンフローで生きているので、パフォーマンスということが上がらないので、結局はいいことは起こりにくいのです。

 

自分の心の状態をよくして、

心エントリーな生き方をまずして、

そして自分のパフォーマンスを上げて、

「いいこと」は起こしていくしかないです。

 

もちろん、私たちは神様になるわけではないですから、メンタルトレーニングをしたら雨が降らなくなったとか、メンタルトレーニングをしたら面倒なことが起こらなくなったとか、震災がなくなったとか、部下が急にいいやつになるとか、そんな怪しいメンタルトレーニングじゃないんです。
『環境』や『経験』や『他人』というのは、自分たちではコントロールできません。それのせいにしていくと、自分ではコントロールできないものに、ますます支配されていくという構造になっていくわけで、どんどんとノンフロー・スパイラルに入って行くのです。


 

 

『環境』、『経験』、『他人』のせいにしてしまう、Excusしてしまう構造が人間にはあり、自分はそれをしてしまっている。だけど、そこからフローは生まれない。それは単なる「楽ちん」なだけで、本当に機嫌よく自分のパフォーマンスを上げていくことにはつながらないということを、よく理解しているということが、生き方として極めて重要なわけです。

 

そして、『環境』や『経験』や『他人』。これはどんなにExcuseしても、結局は変えられないわけです。「暑いなあ」と言って 涼しくなったことなどないです。「朝から最悪」と言って、朝からバラ色に変わったことなんか絶対ありません。「あいつ、最悪だなあ」と言って、「あいつ」がいいやつに変わったことなんかありません。

つまり、Excuseすると一見楽ちんなんだけれども、自分の心は自分で決められなくなり、まわりのものにいつも支配されて生きるようになる。そして、そのまわりのものというのは、自分では変えられない、コントロールできないものなので、結局は苦しくなるんです。どんどんストレスが増えてくることになります。

そうすると、結局「なんかいいことないかなあ」と言うしかない人生になります。  これがExcuseな生き方ですね。言い訳して「なんかいいこと、ないかなあ」です。

 

【あなたが決断した理由は妄想にすぎない】

そこで、そういう人間の構造に気づいて、「No Excuseしましょう」ということなのですが、これはNo Excuse、「エクスキューズ、ノー」ですから、「言い訳No=言い訳しない」──じゃないんです。「NoExcuse」というのは、「自分の心は自分で決める」ということです。

結局、『環境』、『経験』、『他人』に支配されて外側の出来事のせいにしている人生から脱却していくために、「自分の心は自分で決める」と決めることです。
「自分の機嫌は自分で取る」と決めることです。自分で決めるんだということがとても重要なのです。


 

実は、どんなことも自分で決めているということを私たちは忘れています。心ももちろん自分で決めなければいけませんが、行動も自分で決めているんです。そんなことすら私たちは忘れています。

 

例えば、「なんでこの会社に勤めたんですか」と言われたら、
「この会社はボーナスがいい」「土日の休みがある」「福利厚生がいい」「男女平等だ」「女性の雇用が非常に優れている」「海外の出張が……」などなどなどなど、いろいろな理由で我々は自分の行動を決めます。


 

その理由というのは、永遠不滅に起こり続ける保証はありませんから、自分たちの脳が勝手につくり出したある種の「妄想」の範囲に入ります。そうなると、ちょっと景気が悪くなって海外出張が減るとか、ボーナスが減るとか、休みが減るとか、社長が替わって、女性の雇用の状態が変わってくるとか、そんなことは実際問題、簡単に起こり得るわけです。ところが、そういう理由でだけ会社で働いていたとすると、すぐ文句を言うようになります。つまりノンフローが起こるわけですね。

 

そこで、私が言いたいのは、なぜその会社で働いているんですかと問われたらこうこうこういう理由があるけれども、自分で決めたから」と自覚してほしいのです。

そう言っている人は、どんなことが起こっていてもノンフローになりません。


でも、理由で動いている人は、すぐ文句を言うようになります。まず「自分で決めたから」ということが、とても大事なのです。確かに自分でしたいからとか、自分が望んでいるからという理由でやっていることもありますし、やらなきゃいけないからとか、やらされているからと言ってやっている行動もあります。やらなきゃいけないことは、たくさんありますが、最後に「やる」と決めたのは、実は自分自身なのです。どんなことでも、やらされていることなど、世の中にはありません。全部、それを最後にやると決めたのは自分だからです。全部私たちは自分で決めているんです。そのことを忘れないでください。

この仕事をするのは、会社に言われたから、上司に言われたから、この納期を納めるためにこれをやらなきゃいけないといって、夜遅くまでやっている。「やらされてるなあ」とか「上司に命令されてるからなあ」とか、「これ、イヤなんだけどやってる」。

たしかにそれは事実としていいですが、でもそういう状態でそれをやると決めたのは、自分なんです。

自分の行動は、自分で決めているんだということがよく分かった生き方、これもNo  Excuseです。自分で決めているからです。みんな実は自分で決めてることばかりなのです。

 

自分で決めていることばかりだけど、理由という妄想のようなものを作り出して、ちょっとうまくいかなくなったらノンフローになり、理由の裏側の「文句」というのが出るわけです。
例えば、「これ、おもしろそうだな」とか「儲かりそうだな」とか「これはみんなの役に立ちそうだなあ」というのも、全部自分がただつくり出している理由です。つまり、妄想です。


ちょっと儲からなくなったりとか、ちょっと思ったとおりにいかなくなったら、すぐノンフローになるわけです。文句を言いたくなるわけです。全部脳がただ作り出しているものだから、結局はある意味、不安定なわけで、また新しい理由を探していかなきゃいけないのです。

「ボーナスがたくさん出るから」という理由でこの会社に勤めているのを、否定はしていないんですが、それだけだとつい不安定感があるんです。そこに理由づけして、脳がただつくり出しているだけなんです。だから言い訳と理由というのは、すごくセットな感じなんです。

 

人間の脳はそういう言い訳をつくり出していこうとする。理由をつくっていこうとする、文句を起こしていこうとする。人間の脳というのは「認知」という脳の仕組みが1つあって、これが巨大なわけです。

これがあらゆることに理由を探したり、意味づけを付けたりしながら、何とか保っているんですが、実はそのせいでノンフローになっていることが多くあるわけなのです。

 

その脳の仕組み、人間の仕組みは置いておいて、ものごとに理由を付けるなといってもつけるものなんです。それは、私たち人間が理由で生きてるからなのです。
だから、言い訳でもしてしまうわけです。理由で行動するなとか、言い訳するなとか、そういうことではなく、「自分で決めたから」という生き方、ライフスキルを持ちませんかというご提案です。そうしているだけで、随分心の安定性は高くなります。それが、もう一つの脳の機能なのです。


 

【イヤなこと・やりたくないことは無理にしなくてもいい】

私が自分で自分のためによく言っている言葉の一つに「イヤならやめろよ自分」というのがあります。たしかに忙しくていっぱい働いていますけど、それは自分でやると決めていることなんです。イヤならやめればいいんです。「いやあ、でも」とか言ってるんじゃなくて、イヤならやめればいいだけです。

どれも自分が決めたからやっているんです。本当は。
ということが分かっていると、フローな方向へ心がすごく傾くんです。言い訳しにくくなるし、文句も言わなくなってくるんです。「いやならやめろよ自分」です。


やめられないと言って、やると決めたのは誰ですか。自分ですよね。ということが分かると、すごく文句を言いにくくなるし、フローな方向に心が傾いて、自分らしく元気で生きる時間がとても増えてきます。

 

行動も自分で決めることが重要です。自分で決めたんだと知っていることが重要です。そして、心はもっと重要なのです。「自分の機嫌は自分で取る」です。「自分の心の状態は、自分で決める」のです。

つまり、『環境』、『経験』、『他人』によって自分の心の状態が決められているのではなくて、雨も降るでしょうし、蒸し暑い日もあるでしょうし、朝から株価が下がることだったり、円高になることがあったりとか、地震が起こったりとか、 いろいろなことが起こるでしょう。そして、他人もいろいろな人がいろいろなことをしでかしたり、いろいろな人が近づいてきたり、いろいろな人がいろいろなことを言ったりするでしょうが、でもそれはそれで自分の心は自分で決めていきましょう。これは、「気にしない」とか「無視をする」ではなくて、ちゃんとその物事には接しながらも、 自分の心だけはその3つに影響を受けず、機嫌よく他人と接しましょう、機嫌よく朝から起こっている出来事に対処していきましょう、機嫌よくあらゆる環境の中でも自分の機嫌をとりながら、最高のパフォーマンスを出していきま しょう──。そんな生き方を「No Excuse」と言います。

 

「それをしないようにしよう」じゃなくて、「気づく」ことが重要です。「ああ、自分はそういうことで、その影響を受けてるんだ」と気づいて、そしてNo Excuseです。

つまり、No Excuseというのは、「言い訳しない」ではなく、自分の心は自分で決めるということです。そういうふうに言い訳しないという世界から離れましょう。自分の心は自分で決めていきましょう。「自分の心は自分で決める」と決めてみてください。

 

【1時間ごとに自分のことは自分の心で決めよう】

朝起きたら「今日は自分の心は自分で決めよう」と、まず決めてみてください。そうやって一日を過ごしてみてください。全然見える景色が変わるはずです。
どんな行動も、「これは自分で決めているんだ」というふうに自分で決めてみてください。「いやならやめろよ自分」です。この自分の機嫌は、この瞬間自分がとるんだと決めていきましょう。


それを1時間ごとにやるだけでも随分脳のトレーニングになると思います。

忘れた頃に1年に1回ぐらい、「自分の心は自分で決める」と言って、普段Excuseしているのではいけません。頻度を増やせば増やすほどいいので習慣化が大切です。

あんまりしょっちゅうやっていると、もしかしたらウザイので1時間に1回ぐらい、それでもウザイ人は朝起きたら「1日そうしよう」、お昼になったら「午後はそうしよう」、夕方になったら「夜寝る前はそうしよう」みたいな、1日3回ぐらいやるだけでも随分自分の心は自分で決められるようになります。自分の行動は自分で決めているんだと気づけるようになるでしょう。

 

そしてもう一つ。

Excuseは、まさに他人のせいにしてしまうので、他責ということと確かにイコールかもしれません。他責がExcuseですね。人のせいにする。
「なんでお前、こんなに気分悪そうにしてるの」「だってあいつが」とか「だって上司が」とか「だって部下が」「だってお客さんが」「でも息子が」「でも子どもが」「でも姑が」「でも嫁が」とか言っているのはみんな人のせいです。


でも、No Excuseするというのは、「人のせいにしない」ということではないのです。人のせいにしてしまう自分に気づいて、自責、自分のせいにすればいいのでしょうか。他責はもちろんよくないのですが、では自責でフローになるのかというとそうではありません。

 

私はフロー理論の専門なので、いかに人をフロー化させるかということがすべてだと思っています。自責してフロー化は起きると思いますか?
「3月11日の地震は俺のせい」…それは、ちょっと難しいです。今日暑いのも俺のせい、今、雨が降ってるのも俺のせい、お客さんが変な人なのも俺のせい、すべて俺のせい。それはちょっとフローにはなりにくい気がします。自責、自責、自責で、全部自分のせいというやり方でフローは生まれないと考えます。他責がいけないことはもちろんです。しかし、「他責はいけない」の反対は「自責」じゃないと思うのです。


自分の心は自分で決めよう。自分の心に責任をもって自分は機嫌よく生きよう。
自分はフローで生きよう。「揺らがず・とらわれず」な時間を、自分が決めて過ごそう。それがまさにNo Excuseな生き方だと思います。


 

【言い訳しているかぎりフローにはなれない】

我々は、Excuseしてしまうのです。Excuseからはフローは生まれない。フローになるためにはNo Excuseな生き方が必要です。NoExcuseな生き方とは、「自分の心は自分で決める」ということであって、言い訳しないとか自責ということとはまったく違うことなのです。

No Excuseがピンとこなければ、「自分の心は自分で決めよう」「自分の機嫌は自分でとるんだ」「自分で決めているんだ」「いやならやめろよ自分」など、自分で自分の心の状態を作っていけるような人生を、ぜひ歩んでいただきたいと思います。


私たちは認知の脳で、外側に起こる『環境』、『経験』、『他人』に意味づけしながら、自分がノンフローになった時に人は言い訳してしまう、こういう仕組みがあるので、 まず自分が環境や経験や他人のせいにしてしまったと気づく練習をしてください。


例えば、「暑いなあ」と、「ああ、これはまた環境のせいで自分が意味づけしてExcuseしたな」
それを「だめだ」というふうに、また意味をつける必要はないですけれども、とにかくそれに気づきましょう。環境というようなことに言い訳してしまった自分に気づくことです。


起こった出来事に対して、何か言い訳してしまっているんだとすると、そういう出来事に対しての、自分の言い訳 していること。「今日は朝から満員電車で気分悪いよ」とか、「阪神タイガースが負けて気分悪いんだよ。ムカついてるんだよ」という、その時に「ああ、自分は出来事に対して言い訳して、自分の心の状態はそれによって支配されたな」と気づくこと。

人の影響を受けてイライラしている。
「部下がさあ」とか「嫁がさあ」とか、「あいつがさあ」とか、「社長がさあ」とか、「お客がさあ」と言った瞬間に、「ああ、これってExcuseなんだ。またそれに自分が言い訳してるんだな」と…。この3つ(『環境』『経験』『他人』)を大きなテーマにしながら気づくということを練習してほしいと思います。


気づいたら、「ああ、またそういうことのExcuse、言い訳してしまったんだよ」と、誰かに言ってください。それで自分の中に余計気づきがすり込まれていくと思います。

 

それともう一つ、一番大きなテーマですけれども、
自分の心は自分で決めると、一日何回か言い聞かせて自分で決めてください。
例えば、まず朝起きたら「今日の自分の心は自分で決めるんだ、と決めましょう。これは一日、朝一回やるだけでもOKです。月曜日に「今週は、自分の心は自分で決めて生きる」と決めて、宣言してください。それだけでもいいです。もう少し短くしていけば、「午前中は自分の心は自分で決める」と朝やって、「午後は、また自分の心は自分で決める」とお昼に決める。「夜寝るまでは、自分の心は自分で決める」と夕方決めてください。もっと細かくやれば、1時間ごとに決めてくれてもいいです。1分ごとでもいいです。


 

【理由があって、仕方なくというのがだめなのでしょうか?」】

例えば「自分がしたい」という理由の場合がありますよね。「やらされている」という理由の場合もありますね。「やらねばならぬ」という理由の場合もありますよね。何をやっていてもいろいろな理由があるわけです。でも、どんな理由であれ、最後はそれをやると決めているのは自分だということに、みんな気づいていないんです。「やらされている」という理由も、最後にそれをやると決めたのは自分。「やらねばならぬ」という理由で、最後にそれをやると決めたのは自分。「やりたい」という理由でそれをやったのは自分なんです。

でも、みんなは「やりたい」ということだけが、自分が決めたことだと思っているんですけど、どんなことも24時間、 全部自分で決めてやっているんです。そのことを忘れているから、ついまわりのせいにしたくなって、エクスキューズの方向へ行くわけ。理由のもう一つあとに、「それで自分が決めたんだ」と。だから僕は最後の「自分で決めたんだ」 を強化するために「いやならやめればいいじゃん俺」って。

そのことが分かっていると、ずっと気分が変わるんです。「家族のためにやらされてるんだ」「上司の命令でやらなきゃいけないんだ」「期限があるからお客様のためにやらなきゃいけないんだ」と言って、機嫌悪く揺らいでとらわれてノンフローでやっているよりよっぽどいい。

それは、好きなことだけを好きな人と好きなようにやっていることと比べちゃだめなんです。何か理由でやっている時と、自分で決めたからといってやっている時を比べてみたら、必ず「自分で決めたから」とやっているほうが、フローな感じは起こっているんです。それは休みに家族でハワイに行き、ボーナスはしこたまあって休みが続いて、 それと比べちゃだめなわけですよね。ここで今仕事をしなきゃいけない、このことをやらなきゃいけない時の脳の使い方として、理由だけで動いているより、「自分で決めたから」とやっているほうが、よっぽどプチフローという感じなんです。

 

【いろいろ理由を考えて人生無駄にしている人は多そうですね】

もう理由でこねくり回してるけど。理由でこねくり回しながら、理由探して、理由探してと言ってるけど、それで本当にノンフローで人生閉じてる人、いっぱいいるんですよ。どんなこと考えてたって、完璧な理 由なんて見つからないし、その理由はみんな、自分の脳でただつくり出してるだけじゃないですか。それより「自分 で決めたから」って。
「理由を考えるな」じゃないですよ。


僕もいっぱい理由を持ってますけど、でも最後は「自分で決めたから」と言って、いつも人生自分で決めて行動もしている。そのほうが自分の心も自分で決めているという、環境や経験や他人に支配されながら、「何かいいことな  いかなあ」と言っている人生よりも、ずっと充実するような気がするんです。

ちょっと心がけてみてほしいんです。気分が随分変わります。

「ああ、これは俺が決めてるんだな」とか、「いろいろな理由があるけど、結局俺が決めてるんだな」と、ちょっと考えてみてほしいんです。必ず心に何かの変化が起こりますから。知識だけ得て聞いているというだけでは、何も 起こらないので、ぜひ聞いてそれを実際に脳が実践してみるということをやってもらえれば、心の中に何か変化が起こる、体感が起こるということはあるので。

とにかく僕はいつもトレーニングで言うんですけど、「つべこべ言わすにやってみろ」と。
みんなこれ、やる気も  また理由を探すんですよ。「つべこべ言わず、やってみろ」というのは、もう皆さんに声を大にして言いたいですね。


 


問い合わせ

問い合わせ